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瀬能 正太郎*; 立石 良*; 島田 耕史; 岩森 暁如*; 小川 昌也*
no journal, ,
敦賀断層の新たな露頭を、1mDEMを用いた地形判読による断層分布位置に基づく現地踏査によって、複数発見した。1つの露頭では、基盤岩からなる破砕帯に砂礫層が巻き込まれている。この砂礫層の細粒部のテフラ分析により鬼界アカホヤ火山灰と姶良Tn火山灰が検出された。この露頭での砂礫層の水平方向の拡がりと、断層条線の姿勢から、複数回の変位量総和下限値の水平成分、斜めすべり成分、鉛直成分を求めた。各成分を鬼界アカホヤ火山灰の降灰年代で割ることにより、平均変位速度の下限値を算出した。その結果、鉛直成分が1000年あたり約0.7m、水平成分が同約1.4m、斜め成分が同約1.5mであることが明らかになった。